WORK
事業内容
清掃工場の仕組み
ゴミバンカ及びごみクレーン
ごみを焼却するまで溜めておきます。
ごみバンカ内の空気を焼却炉に送り、臭気成分を焼却・分解します。
矢吹炉研ではごみバンカの中に足場を仮設して、溜まったごみを除去するためにショベルを使用してフレコンに詰めて搬出して、壁面・床面を高圧洗浄機による洗浄作業もしています。
焼却炉
ごみを800℃以上の高温で焼却しています。
高温で焼却することで、ダイオキシン類の発生を抑制します。
矢吹炉研では灰の除去作業をしたのち、足場を仮設して上部にあるボイラ水管をサンドブラスト施工により清掃する作業をしています。
焼却炉
ストーカ上
ストーカ下
ボイラ
ごみを焼却した時に発生する熱で蒸気を発生させ、熱供給や発電に利用しています。(温水プールなどにも活用)
矢吹炉研ではボイラドラムという機器の内部ある部品の整備や内部の清掃作業、水管の清掃作業をしています。また、ボイラ水管と呼ばれる無数の水管があり、サンドブラスト施工により清掃する作業をしています。
ボイラドラム
内部にある内装品や配管を取外し、整備・清掃を行い、復旧を行っています。
また、酸欠危険箇所となるため有資格者による酸素濃度測定の実施・送風機を使用しての換気を行っています。
第一放射室及び第二放射室
焼却炉内部に足場を仮設して、水管に付着した灰や錆びをケレン棒やエア工具、サンドブラスト施工により清掃を行っています。
また、水管の点検として肉厚測定を実施するための磨き作業を棒サンダーなどを使用して行っています。
灰押出装置
焼却炉でごみを焼却する時に発生する灰を外部搬出するために灰ピットまで排出するための機器で、外部搬出した焼却灰はセメント工場で資源化したり、埋立処分場で埋立処分しています。
矢吹炉研では内部に堆積した焼却灰を除去する作業をしています。除去方法はエア工具を使用してのハツリ作業や吸引車を使用しての吸引作業、高圧洗浄機による洗浄作業もしています。
堆積した灰をジョレンやチッパーなどのエア工具を使用して清掃を行っています。
清掃した灰は下流のコンベヤにて排出しています。
過熱器及びエコノマイザ
エコノマイザは節炭器とも呼ばれています。ボイラの排ガスと給水を熱交換させる熱交換器で、ボイラの給水の温度を上げることで燃料代を削減することができます。
矢吹炉研ではボイラ水管清掃と同じようにサンドブラスト施工により清掃する作業をしています。
減温塔
焼却炉から出てきた高温の排ガスを200℃以下まで冷却し、ダイオキシン類の再合成を防止しています。
矢吹炉研では内部に足場を仮設して、壁面などに堆積している灰を除去する作業をしています。除去方法はエア工具を使用してのハツリ作業や吸引車を使用しての吸引作業などをいています。
ろ過式集じん器
ろ過式集じん器はバグとも呼ばれています。
排ガスの中のばいじん、ダイオキシン類、水銀、塩化水素、硫黄酸化物を除去しています。
内部にろ布と呼ばれる筒状のフィルターが付いています。
矢吹炉研ではクリーンルームとホッパ部の清掃作業、ろ布の交換作業をしています。内部にはヒーターが付いているため高温な中での作業となります。
誘引ファン
誘引ファンはIDFとも呼ばれています。
吸い出した排ガスを煙突に送る機能もっています。
矢吹炉研では内部にある羽や壁面などの清掃作業をしています。機器の大きさは様々で人が入れる程の大きさや、入れない程の小さいものもあります。
洗煙設備
排ガスを水と薬剤で洗い、水銀、塩化水素、硫黄酸化物を除去する機能をもっています。
排ガス洗浄塔と呼ばれるものもあり、何層かに分かれてろ過材が設置されています。
触媒反応塔
排ガス中に含まれるダイオキシン類、窒素酸化物を触媒の働きで分解する機能をもっています。
矢吹炉研では内部の錆びを研磨材などで磨く清掃作業を行っています。
蒸気復水器
ボイラからの余剰蒸気や蒸気タービンからの排気蒸気を冷却し復水化する機能をもっています。
矢吹炉研では蒸気復水器の周りに足場を仮設して、高圧洗浄機により洗浄作業を行っています。
蒸気だめ
清掃工場にある蒸気だめは高圧蒸気だめと呼ばれるものがほとんどで、高圧蒸気だめはボイラから回収された蒸気をタービン発電機やその他余熱利用設備等に分配する機能をもっています。
矢吹炉研では内部の錆びやフランジ部分を研磨材などで磨く清掃作業を行っています。
煙突
有害物質やにおいを取り除いた排ガスを大気に放出する機能をもっています。
煙突から出る排ガスの温度は約200℃程度となっています。
煙突は高いもので約130mもの高さがあります。
矢吹炉研では煙突内部にゴンドラを仮設して、内側の錆びなどの清掃作業をしています。
清掃作業ではサンドブラスト施工により清掃を行う場合もあります。
復水タンク
タービンを回す蒸気を作るための水を溜めておく機能をもっています。
矢吹炉研では内部の錆びや汚水を高圧洗浄機による洗浄作業をしています。
焼却炉の清掃・メンテナンス
焼却炉・ボイラに関わる機械の清掃に多くの実績があります。その知識・経験を活かして、お客様のご要望に合わせ、工事期間を守って安全最優先で作業を行っています(前ページの図表内の番号に合わせて一部紹介)。
ごみバンカ
炉内清掃
ボイラ関連
ボイラ関連
減温塔清掃
ろ過式集じん器
高圧蒸気だめ
灰バンカ
焼却炉の作業はダイオキシン類のばく露リスクがある内部作業が多いため、ダイオキシン類ばく露防止対策用の保護具を着用するよう指導しています。保護具の着用の仕方、清掃方法について説明指導を徹底してより高い安全性及び品質の向上を図り、お客様に信頼してもらえる環境作りをしています。
- 適正保護具の着用、指導教育の実施
- ダイオキシン類ばく露防止対策の徹底
- 大型案件でも人材派遣できる人事力
- 清掃工具の開発による工期短縮の実施
当社には、ボイラドラムの整備清掃、管寄せ整備清掃、脱気器、蒸気溜整備清掃、弁類整備、取付け作業、水面計整備、その他ボイラに関わる作業実績が多数あります。
整備作業における工具類は自社で一括管理をしており迅速な対応が可能です。
社員の8割はボイラ整備士資格を保有しているため、ボイラに関する知識が豊富です。また、ボイラ協会に所属して日々勉強を重ね、品質向上を図っています。
- ボイラ工事の熟知作業者が多数在籍
- 若手育成、社員の知識共有のための勉強会を定期的に開催
- 工期短縮につながるための使用工具の開発・制作及び改良
- 作業箇所の徹底チェック(漏れ確認、ボルトチェック)
足場
- 現場調査
- 見積書の作成
- 足場図面の作成(CAD)
- 足場材の搬入、搬出、仮設、解体
ボイラ関連
足場組立作業において、当社はお客様からの依頼を受けてのち、現場調査、図面の作成、資材の搬入、組立、解体、搬出までの一式請負工事を行うことができます。
基本はボイラ、焼却炉、発電所内部の足場の仮設です。メインの資材として、くさび足場を使用し、現在500トン以上の資材で施工を行っております。内部足場では上部に突起物、変形箇所が多々ありますが、当社では様々な環境、お客様の要望に合わせて柔軟に仮設作業を行うことができます。
資材も加須倉庫で一括管理をしており、取引先の皆様に納期、及び工期に間に合うように常に整備しております。
既存リースですと返却の際、内部作業は灰が付着するので滅失金額が高くなりますが、自社保有資材ですと整備も自社で行なうため金額がリーズナブルになります。
- 現場調査、図面作成、資材搬入、組立、解体、搬出(一式請負工事可能)
- 内部足場熟知のとび工事作業者多数在籍
- 工事の短縮、コストダウンの徹底
- 自社足場在庫の確保による取引先のお客様に対するリース料低減の提案
- 足場作業における新規格を取り入れ、安全会議で定期的な勉強会を実施
第一種圧力容器整備
- 現場調査
- 見積書の作成
- メンテナンス
- 施工写真撮影、編集
- 報告書作成
耐火物解体及び水管外部清掃
サンドブラストマシンとは高圧エアーによる砂の吹き付けによる施工方法で、使用する砂の種類によって耐火物の解体、およびその他設備の清掃にも対応することができます。
- 耐火物施工
- 線入れ
- 斫り
- サンドブラスト
当社では約30年前よりサンドブラストでの水管外部清掃を実施、20年前からは数々の技術開発を試みてきたことにより現在のサンドブラスト技術を確立して多くの取引先から高評価を得ております。
水管外部清掃・耐火物解体といった様々な現場の状況に合わせた研掃材を使用し、ブラストマシーンによる研掃剤噴射にて施工をしているために、斫り作業によるキズ及び減肉等のリスクを軽減し施工することが可能です。
- 水管を傷つけずに減肉の軽減が可能
- 機械作業なのでムラなく均等な仕上がり
- 人員削減にもつながり、工期短縮も実現
ノウハウの横展開
清掃作業がメインの会社ですが、お客様の要望に少しでも応えるため鉄部工事、築炉工事も学んでサービス提供していきたいと考えています。また、確実な工程管理を行うため、関係協力会社の皆様からの協力指導を受けて施工方法を学び、当社でも工事を請け負える体制を整えていきたいと考えています。
すべてのお客様にお応えできる環境づくりを目指し精進していきます。